慶応大学文学部卒
大学よりヴォーカルとして音楽活動開始
卒業後、亀渕友香氏率いるポップゴスペルグループ「VOJA」のメンバーとして活動
ライブ活動、アルバム制作のほかNHK紅白歌合戦、
日本テレビ「THE 夜もヒッパレ」などに出演
脱退後、ピアノ弾き語り、スタンダードジャズ、ゴスペルなどでライブ活動を行う
自身のゴスペルクワイアでも活動

財団法人ヤマハPMS認定講師
2013年SLS公認インストラクター
2017年IVA公認インストラクター
現在SLS、IVAメソッドに基づいたハリウッド式ボイストレーナーとして活動中

SLSインストラクター認定書SLSインストラクター認定書

講師のSLS体験談

感じていた歌いづらさ

ゴスペルが好きだった私は力強い声に憧れていました。でもいつも中音域にくると喉が締め付けられるような感じで苦しくなり、高音でがらりと音色が変わってしまうことにストレスを感じていました。アゴに力も入っていました。この悩みをなんとか改善したいと様々なボイストレーニングのレッスンを受けましたが、納得のいく答えは見つけられませんでした。そんなときに出合ったのが世界のトップシンガーが信頼を寄せるセス・リッグス氏の提唱するspeech level singing(SLS)メソッドでした。

症状と原因、処方箋を明示するSLSレッスン

SLSのレッスンで驚いたことは、これまで私自身イメージでしかとらえていなかった声帯や喉周りのことが、非常に理論的に説明され、私の発声の状態について、現在の症状、症状を引き起こす原因、処方箋としてのツールを具体的に示していただいたことでした。私の場合、チェストボイスを中音域まで喉を引っ張り上げて歌っていたため、うまくミックスボイスが見つけられずにいたのです。レッスンではツールを使って音域による適切な声帯の使い方を繰り返しレッスンしていただきました。私に提示されたツールを実践するうち、私の声は徐々にバランスをとっていきました。明確な理論に基づいたレッスンに感銘を受け、以来SLSメソッドは私のボイストレーナーとしての核となっています。

Be Patient!(忍耐強くあれ)

誰もが“発声のクセ”を持っています。私の場合、ゴスペルシンガーのような力強い声に憧れるあまり、チェストボイスに比重を置き過ぎていたこともバランスを崩していた原因だったと思います。レッスンではその偏ったクセを母音・子音・スケール・声のトーンといった様々なツールを使ってニュートラルなバランスに整えていきます。そのときに大切なのはこれまでの自分の感覚から離れて新しく訪れる感覚を受け入れていくことです。最初は何度も今までの悪いクセが邪魔するでしょう。でも忍耐強く新たな感覚を求めていくうちにいつしか新しい感覚が自然とあなたのものになっていきます。

あなたの歌いづらさはどんなことですか?

うまくいかないことには必ず原因があります。
その原因を分析し、適切なツールを提示し、ボーカルバランスを整えることであなたの声の能力を最大限に引き出すお手伝いができれば幸いです。

水野りつこ
ハリウッド式ボイストレーナー
Ritsuko